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第93回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第20節   東洋大vs駒大

11月9日(土)たつのこフィールド


東洋大 2-0 駒大



攻撃と守備の両面にわたって活躍した松崎


追加点を挙げチームの勝利に貢献した



 「引き分けでも駄目だった」。松崎(国4=大宮Y)がそう語るように、第93回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)1部残留を目指す東洋大にとって勝ち以外は許されない試合だった。もう後がないひっ迫した状況下で、東洋大を2連勝へと導いた立役者となったのは松崎だった。


  駒大は前期のリーグ戦でも敗北を経験し「難しいゲームになるとは分かっていた」と警戒の募る相手。1秒も気の抜けない状況のなか、小林拓夢(国4=帝京長岡)が先制点を切り拓くとそれに続くように28分、絶好の機会が訪れる。いち早く状況を察知した松崎が相手GKの隙をつく形で背後に回ると、土田(国3=大宮Y)によって足元に配給されたボールを押し込んでシュート。駄目押しとなる追加点を決め、会場全体に東洋大の勝利を明確に意識させた。後半も松崎の勢いは止まらず、60分に勢いよく右サイドを駆け上がりシュートを打つ。惜しくも枠を逸れ得点には至らなかったが、その後も攻撃と守備の両面において能力の強さを発揮し、勝利の原動力となった。


  古川監督が「今シーズン苦しんできた1人」と称する通り、前期ではなかなか目に見える成果が出せずにいた松崎。しかし、「ここに来て本来の姿になりつつある」と古川監督が続けるように、後期に入り重要な局面において決定的な点を挙げることが増えた。低迷の時期を終えさらなる進化を遂げたMFは、残り2試合となったリーグ戦も勝利へ向かい走り続ける。


■コメント

・松崎(国4=大宮Y)

3連勝して駒澤が全部負けてくれれば追いつくということが分かっていて。ほかの早稲田も負けたということを聞いて、今日は引き分けでも駄目だったと思うので勝てたということは大きいし、そこを目標に1週間やってきたのでそれを達成できたのはよかった。(ゴールシーンを振り返って)結構オープンな状態になっていて、相手の背後が空いている状況というのが何となく分かっていたので、それに対して要求したらいいボールが出てきてあとは押し込むだけという感じだった。(今日の試合は)難しいゲームになるというのは分かっていたので、その中で前半2点先行できたというのが非常に大きかったかなと思う。後半は押し込まれるというのが分かっていたが、そのなかで何回か相手の敵陣に運ぶというプレーだったり、全体を押し上げられて相手に思うようにやらせなかったというのは活躍かなと思う。(相手の印象は)球際とかの部分というのは強いと思うし、その分結構間に人がいたりルーズになる部分もあったので、そういう部分で今日荒川選手はかなり頑張ってくれてセカンドも拾いやすかったし、そういう部分で相手の土俵でも負けていなかったので、いつもの駒澤さんよりは迫力がちょっとなかったかなと感じた。(次節に向けて)2連勝すれば残れるという所まで来ていると思うので、引き分けでも駄目という試合を2試合終えてきたので2試合勝って終わりたい。



TEXT=牧田のどか   PHOTO=友寄慈温、牧田のどか

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