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硬式野球


平成29年度東都大学野球1部春季リーグ戦

5月9日(火)神宮球場

○東洋大2-1国学大

(イニングスコア)

1回戦










東洋大



国学大


(東洋大)

○飯田(3勝1敗)―西川


・打撃成績

打順                    
守備
名前




(中)
竹原(法3=二松学舎大付)
300
(左)古田(法4=天理)200

(三)田中将也(営4=帝京)311
(二)中川(法3=PL学園)421
(捕)西川(営4=浦和学院)410
(一)佐藤(法2=聖光学院)310
(指)原澤(営4=前橋工業)
300

(遊)津田(総2=浦和学院)200

打右片山来人(営3=桐蔭学園)

納(総1=智辯学園)000
(右)宝楽(営4=PL学園)
110

蛭田(法4=平塚学園)100


小川(法1=霞ヶ浦)
0
0
0




2762


・投球成績

名前


球数

四死球


○飯田(営4=常総学院)
301134061



九回に本塁打を打った田中将也

ベンチに戻ると西川㊨と笑顔でハイタッチ


  首位攻防戦となった国学大第一回戦は、九回に田中将也(営4=帝京)と中川(法3=PL学園)の連続本塁打で劇的逆転勝利。先発の飯田(営4=常総学院)はソロ本塁打のみの失点で無四球完投勝ち。優勝に向け重要な初戦を白星でスタートさせた。


  まるで漫画のような試合だった。1点を追う九回、二死走者なし。打席は田中将也に回ってきた。亜大2回戦では十回二死一、三塁でサヨナラ適時打を放った男で、勝負強さは折り紙付き。ベンチ内にこの男ならやってくれるという雰囲気が漂う中、2ストライクと追い込まれてしまう。しかし強心臓は焦らなかった。「追い込まれて冷静になれた」と振り抜いた5球目。打球は大きくアーチを描いて左翼席にそのまま吸い込まれていった。スタンドがどっと湧き上がり、歓喜の輪が広がる。ダイヤモンドを回る田中の顔は「自分でいいのか」と戸惑いの顔を見せていたが、ホームを踏み、ベンチに帰ると一転、とびきりの笑顔で西川(営4=浦和学院)とハイタッチ。そして、「今までやってきてよかった」とばかりにとびきりの笑顔を見せた。こうなると流れは東洋大のもの。続く中川にも本塁打が飛び出し、勝ち越しに成功。その裏の守備もテンポよく3人で打ち取り、勝利を掴み取った。

  田中がベンチで口を酸っぱく言っていたのはここまで1失点に抑えていた飯田(営4=常総学院)の存在だ。五回まで二回に本塁打を打たれた工藤(国学大)以外には2塁すら踏ませていない。六回以降は出塁すら許さない完璧な投球内容だった。「あの1点だけで負けたという状況は避けたかった」と、何度も何度も声掛けをし、チームを鼓舞していた。野手陣の想いが一つに固まった中で打った同点本塁打。「チャンスには強いと日頃から言い聞かせている」というように、勝負強さが光った。飯田も「打ってくれた田中に感謝したい」とねぎらった。

  「8連勝しか目指していません」。その目は自信に満ち溢れている。東洋大の躍進劇はまだまだ終わらない。あと3勝。優勝へのカウントダウンが始まった。


■コメント

・高橋監督

田中には「とにかくつなげ」と言ったけどホームラン打つなんてびっくりだよ。中川がやってくれると思っていたからね。大したもんだ。

46年、1000試合近くしてきたけど、2本ホームランでこんな試合展開は初めてだよ。

・田中将也(営4=帝京)

追い込まれて開き直って冷静になれた。監督にはボールを上げていけと言われていた。やれることはやってみようと振り抜いた。打った瞬間は「あれ?」という感じだった。どこまで飛んでいったかは見ていなかった。(ホームに帰ってくる間は)自分でいいのかという戸惑いもあったが、今までやってきてよかったと思った。試合中はなにをやってもうまくいかず、焦っていた。中川(法3=PL学園)は打ってくれると信じていた。飯田(営4=常総学院)がいいピッチングをしているから、それに応えようというのはベンチで口を酸っぱくして言っていた。(今日国学大が勝てば、優勝に王手をかけるが)そのことは考えていなかった。8連勝しか目指していない。チャンスには強いと日頃から言い聞かせている。


TEXT=伊藤梨妃、PHOTO=永田育美、伊藤梨妃

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