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準硬式野球

平成31年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦・中大1回戦

4月16日(月) 上柚木公園野球場

◯東洋大5ー4中大

(イニングスコア)


中大
東洋大1×


(東洋大)

遠山(社3=成立学園)、徳永(ラ3=栄北)、渡辺(社3=横浜隼人)、世古(法2=広陵)、井上敬(総3=九里学園)ー西本(ラ3=岩国)

三塁打:吉澤(一回)



サヨナラ勝利に全員が沸いた


久しぶりのマウンドで躍動した遠山


この日猛打賞の吉澤


勝野(左)は同点打に笑顔を見せた



※掲載が遅くなり、誠に申し訳ございません



気持ちでつかんだ勝利だった。平成31年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦)の中大1回戦は、一時逆転を許すも八回に代打・勝野(済3=北越)の同点打、九回には5番・青木(ラ3=長野西)のサヨナラ犠打で中大に先勝した。


   初回、伊藤(ラ3=成立学園)が左前打で出塁。髙橋主将(法3=八戸学院光星)も右前打で続き、1死一、二塁で打席に入るのは4番・吉澤(ラ3=長野西)。近野(中大)の5球目を捉えると、これは右中間に落ちる適時三塁打になり先制に成功する。一方投手陣は先発の遠山(社3=成立学園)が5回を投げ被安打3無失点の快投を見せる。松井友学生監督(社3=前橋南)も「気持ちを入れて要所要所抑えてくれた」と遠山の好投を称賛した。


   再び試合が動いたのは八回。この回から登板した世古(法2=広陵)が走者を背負い失点を許す。井上敬(総3=九里学園)にマウンドを託すも中越二塁打を浴び4点を失う。2点を追いかける展開になった八回裏の攻撃。勝利への思いが得点につながった。吉澤がこの日3本目の安打を放つと田部井(ラ3=館林)も左前打を放つ。西本(ラ3=岩国)が死球で出塁し、2死満塁。ここで「勝負所でまた回ってくるだろうと思って準備していた」と話す勝野が代打で打席に入る。狙っていたまっすぐを弾き返し内野安打に。同点に追いつき、勝野は塁上でガッツポーズを見せた。同点のまま迎えた九回。伊藤が相手の失策で出塁する。無死満塁で打席には青木。粘って中犠飛を打ち、サヨナラ勝利。「やっとチームに貢献できた」と青木は盛り上がるチームメートに笑顔を見せた。


   「みんな勝ちたいという気持ちが強かったので、勝てたのかなと思う」と髙橋主将が語るように、気持ちの強さで粘ってつかんだ勝利だった。「チームのためにという気持ちを一人一人が持って戦えば絶対勝てる」(松井友学生監督)。その気持ちを持って勝ち点をつかみにいく。



◼️コメント

・松井友学生監督(社3=前橋南)

よく勝った、選手がよくやってくれたなっていう気持ちでいっぱい。今日は瀬下さんも来れなくて竹内もまだ本調子じゃないので、普段投げていないピッチャーで回さないといけないってところで先発の遠山が三回一巡ぐらいまでやろうかっていうところを気持ち入れて要所要所を抑えて五回まで投げてくれて、そこからは予定通り1イニングで徳永、渡辺で、点は取られたけど世古、敬史郎(井上)っていう流れは想定通りに運べたかなっていう、準備もきっちりコミュニケーションとってできた。やっぱり康輔(徳永)とかもいきなりリーグ戦初のベンチ入りで初登板で中央大相手に3、4、5番っていう所でフォアボールを1個出しましたけど、きっちり自分のボールを投げ込めるんで0で帰ってこれたし、ノブ(渡辺)ランナーは出しましたけど、ピンチに気持ちを入れてしっかり抑えてくれたので良かった。世古に関しては先頭バッターフォアボールっていうのでその後にバントしに来てくれているところでワイルドピッチっていう無駄な進塁が失点につながっってしまったかなと思う。八回というセットアッパーで使っているので、期待もしている。次もこれで使わないってことはないと思うので、次はやってくれるんじゃないかなと思う。敬史郎はやっぱり一番後ろに控えてもらって、今日はもう勝負所っていうところで敬史郎を使って打たれたらしょうがないかなって思っていたので、2点は取られましたけど、最終回でもよく味方のエラーをカバーしてくれたのでナイスピッチングでした。野手に関しては、初回また航(伊藤)がちゃんと出て、きっちり敦也(高橋)もやっとヒットが出て、つながって匠(吉澤)もよく打ったかなっていうところで先制2点出来たのは大きかったかな。0ー0できて次の1点をどっちが取るかが一番大事だというところでちょっと固くいこうかってところもあったんですけど、なかなか上手くいかなかったというのはある。まさ(勝野)がよく代打で出て、ツーアウト満塁でよく打ってくれたなってところがある。同点であそこがほんとに大きかった。その回、1点も入ってなかったので1点、2点はいって同点、1点差で全然違うので、ほんとによく打ってくれた。(明日に向けて)チームとして戦う、チームにベクトルを向けて、自分の成績よりもチームのためにって言う気持ちを出そうっていう話をして、今日も青木がバントのところで2つミスをしてからエンドランでできっちり転がそうっていう気持ちがみえて、実際それが成功したり、最終回粘って粘って犠牲フライを打ってくれたりして、ピッチャーもそうですけど、味方のエラーをカバーしてあげようという気持ちをきらさずに一生懸命やってましたし、ようやく関東選手権のときのようにチームで戦えてるなっていう感じが出てきたのでそのままチームで戦う、チームのためにっていうのを一人一人がそういう気持ちを持って戦えば絶対勝てると思う。今日サヨナラ勝ちしましたけど、浮き足立たずに明日きっちり勝つんだっていう気持ちで、この勢いを持ったまま勝ちたい。


・髙橋主将(法3=八戸学院光星)

みんな勝ちたいという気持ちが強かったので、勝てたのかなと思う。(2戦負けてからの今日というのは)2連敗したのは結果が出なかったとかっていうより、試合勝てるだろっていう安易な考えというか油断していた部分があったかなと思う。技術はみんなあるので、自分の成績とかよりみんなで勝とうというのをずっとこの2試合が終わってから話していて、今日はみんなその気持ちが出ていた。(自身のバッティングは)バッターはヒットを狙ってしまうと思うが、追い込まれたらヒットなんてなかなか打てないので粘っていこうという思いで。追い込まれたがその思いがあったので良いところに落ちてくれたと思う。(勝野選手の同点打は)頼もしいですよね。途中から出たやつが結果出したり、たまにしか出ないやつが良い姿勢見せてくれるといつも出させてもらっている自分もちゃんとやらないとと思わせてもらえるし勇気をもらえるというか。俺もやろう、という気持ちにさせてくれるので心強い。(青木選手のサヨナラ犠打は)ノーアウト満塁になって前のバッターが三振して難しい流れだったと思うが、欲を出さずにつなげようという気持ちがあったからああいう結果になったと自分には見えたので、自分もああいう姿勢を見習いたいなと思う。(次戦に向けて)まだ勝ち点をとったわけではないので、明日も入りを意識してみんなで勝ちたいという気持ちがあれば勝てると思うので自分から率先して動いていきたい。


・青木(ラ3=長野西)

チャンスで2回ぐらいまわってきたけど、ノーヒットで悔しかったので、最後打ちたいなと思ってた。打てる気はしていたのでヒットで終わりたかったが、追い込まれたのでああいう感じになっちゃいました(笑)。でも、前の試合からノーヒットだったがやっとチームに貢献できたかなと感じた。みんな盛り上がってくれて、うれしかった。(松井友学生監督について)いつも試合終わったあととか気にかけてくれるんで、いい監督さんだと思う。すごく褒めてくれるのでやりやすいです(笑)。(明日の試合に向けて)今日みたいにみんながつないでいくって言う意識を持ってやっていけば勝てると思うから、自分のためじゃなくてチームのために頑張っていきたい


・勝野(済3=北越)

2試合前の専修戦でも九回に代打で使わせてもらった。こういう勝負所でまた回ってくるだろうなと思って準備していたので良かった。(同点のチャンスで打席に入る前は)専修に2つ負けてチームとしてもこの流れは良い中で、リーグ戦でまだ一勝していなかったので一勝したかったし。そういうチームとしての流れも良い方向に持っていけるようにと思って、自分の結果よりもチームに貢献できるようにと思って打席に入りました。(打ったのは)まっすぐ。満塁で、その前のバッターもまっすぐでデットボールで、変化球もあんま投げてこないかなと思ってまっすぐに狙いはしぼっていた。(チームメートからは)自分は使ってもらっている身なので、本当に使ってもらって感謝してる。みんなもベンチから大きい声を出してくれて後押ししてくれてるので、感謝している。(次戦に向けて)まだ勝ち点をとれたわけではないので、明日勝たないと今日の勝ちも無くなってしまうと思うので、目の前の一戦をしっかりと戦っていきたいと思う。


・遠山(社3=成立学園)

久しぶりの登板だったので、昨日先発って言われていたので昨日からちょっと緊張していた。でもノリと勢いで投げようと思って、五回までなんとか投げました。(好調なのは)そんなに好調ではないが、ピッチャー陣で一緒に練習していて白濱がけっこうピッチャー陣の中心でやっていて、そのおかげかなと思う。白濱は結構ピッチャーにアドバイスしてくれて教えてもらっている。(白濱選手のポジションは)白濱は外野です(笑)。(内野陣から声かけは)結構自分的にはマウンドで一人になりたくないので自分から発するようにはしている。結構敦也(高橋)だったり井上結太だったり声をかけてくれる。次のバッターの特徴だったり、調子良いよって言ってくれる。(次の登板機会に向けて)今日は五回まで投げれたのは正直たまたまだと思うので、白濱に教えてもらったことをしっかり自分で自宅に帰って吸収したい。今日は変化球があまり、という感じだったのでそこを修正できたら良いなと思う。


・吉澤(ラ3=長野西)

普段投げてないピッチャーが頑張って抑えてくれてたんで、野手が点を取って楽に投げさせてあげたいなと思って、それができたんではないかと思う。(先制した後)打った後は、先制したかったからできてよかったけどまだ2点だと、ピッチャーが楽に投げれないと思うから、もう少し点を取ってあげようと思った。けど、先制できたのはよかった。(明日の試合にむけて)専修に2連敗して勝ち点をとられているので、いい形で中央大に1戦目で勝てたので、この勢いのまま明日も勝って2連勝で勝ち点を取れるようにしたい。


TEXT=川口朋珠   PHOTO=川口朋珠、廣瀬璃子

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