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Dec
12:24 pm
レスリング
天皇杯 令和元年度全日本レスリング選手権大会
12月19日(木)~22日(日) 駒沢体育館
男子
グレコローマンスタイル
55㌔級
菅原 ベスト8
フリースタイル
74㌔級
川畑 ベスト8
女子
53㌔級
吉村 予備戦敗退
吉岡 予備戦敗退
55㌔級
堀 ベスト8
57㌔級
太田 ベスト8
強敵に勝利をつかみ取った川畑
菅原は現役最後の試合となった
※掲載が遅くなり、申し訳ございません
12月19日から駒沢体育館にて2019年度全日本選手権(以下、天皇杯)が4日間にわたって開催された。東洋大からは選手が多数出場。試合終了間際まで諦めない試合を見せた。
川畑(社4=樟南)はフリースタイル74㌔級に登場。予備戦では2019年全日本社会人選手権で3位と実力者の中村(佐賀県協会)と対戦。パシビティーからポイントを取ると、中村の懐に入りタックルを決める。一時同点に追いつかれるものの勝ち越しのポイントを奪い勝利をつかんだ。1回戦の相手は2019全日本学生選手権で優勝した成國(青学大)だ。パシビティー、場外で2ポイントを先取される。しかし、第2ピリオドでは場外でポイントを奪うとタックルが決まり2ポイントを奪取。残り10秒で場外に押しだし勝ち越し。準々決勝進出を決めた。迎えた準々決勝の相手は今大会優勝候補である保坂(自衛隊)。場外でポイントを獲得するも保坂のタックルが決まり2ポイントを奪われる。第2ピリオドで巻き返しを奪いたいところだったが、ポイントを重ねることができず、順々決勝敗退となった。
グレコローマンスタイル55㌔級予備戦に登場した菅原(社4=秋田商)は開始直後に投げ技を連続させ勝ちを収めた。続く1回戦でもその強さを見せ、バックやローリングでポイントを奪う。迎えた準々決勝では相手に投げ技で先制ポイントを許したものの、菅原も投げ技を決める。第2ピリオドでも一進一退の攻防は変わらない。相手に2ポイントを先取されるも投げ技で4ポイントを奪い返す。その後相手もポイントを取り、9-9でこのまま勝利が決まるかと思われたがラスト5秒でまさかの場外での失点。惜しくも敗戦となった。
女子55㌔級には堀(社3=安倍学院)が登場。準々決勝ではフォールに持ち込まれてしまうものの耐え、粘りを見せる。第2ピリオドでは華麗なタックルからバックを奪う。残り11秒にもポイントを取り最後まで戦ったものの4-6で敗退となった。
今大会が年内最後の試合となった。川畑は11月に行われた内閣杯で初の優勝を収め、今大会でも強敵相手に対し勝利を決めるなど強さを見せている。そして川畑、菅原ら4年生が卒業し、新たなチームとして挑んでいく東洋大レスリング部。新チームの活躍からも目が離せない。
◼︎コメント
・川畑(法4=樟南)
1試合目はめちゃくちゃ緊張してあまり体が動かなかったが、あまり負ける気はしていなかった。最後も4-4くらいで負けていたけどラスト15秒くらいで点を取れて、勝てたのでよかった。2試合目の相手はすごく強いのでびびってたけど力を使い果たして勝てた。最後は2試合目から時間が結構迫っていて、リカバリーがあまりできていなくて集中力が欠けていた。今動画を見ると入りとかも悪かったのでそこは悔しい。(準々決勝の相手はこれから先輩となる保坂だったが)絶対勝ってやろうと思ってた。結構自衛隊の方に出稽古に行っていて練習とかもしていて絶対負けないと思っていたけど負けてしまってショック。(東洋大で過ごして)辛いこととか葛藤することも多かったけど、最後は自分が思っていたよりも成長できてよかった。後輩はみんな毎日練習に出ろっていう、それだけです(笑)(これからの意気込み)2024年のオリンピックをほんとに狙って、ここからが勝負だと思っている。ようやくスタートラインに立てたのであと4年間本気で頑張ろうと思う。
TEXT=長枝萌華 PHOTO=渡部穂乃花、稲村真織