25
Jan
10:32 am
水泳
KOSUKE KITAJIMA CUP 2021
1月22日(金)〜1月24日(日) 東京辰巳国際水泳場
(1日目・タイム決勝)
◆女子800m自由形
2位 平田 8‘54“04
(1日目・決勝)
◆男子200mバタフライ
4位 阪本 1‘58"16
◆女子200m自由形
2位 酒井 1'58"84
5位 永島 2'02"84
◆女子100m背泳ぎ
1位 白井 1'00''46
(2日目・決勝)
◆女子400m個人メドレー
10位 平田 4'57"87
◆女子200m背泳ぎ
1位 白井 2'13"69
◆女子400m自由形
3位 永島 4'17"53
10位 平田 4'25"56
◆女子100m自由形
1位 酒井 54"48
(3日目・決勝)
◆女子200m個人メドレー
7位 白井 2'15"31
◆男子100mバタフライ
5位 阪本 53"01
◆女子50m自由形
2位 酒井 25"50
◆女子200m平泳ぎ
5位 今井 2'26"47
1月22日から24日の3日間に渡り、KOSUKE KITAJIMA CUP2021が開催された。4月に控える日本選手権の前哨戦である今大会では、多くの選手が決勝進出を果たし手応えをつかんだ。また、それぞれが新たな課題を見つけ成長する機会になった。
初日、男子200mバタフライ決勝に姿を現したのは阪本(国3=三重)。前半は好ペースを維持し、レースを展開した。しかし、終盤に僅差で競り負け4位でのフィニッシュ。「決勝は動きを意識した」と予選での反省点を生かして泳いだ阪本は「東京五輪を狙っていきたい」と前を見据えている。
女子100m背泳ぎ決勝の舞台に立った白井(国3=宝塚東)は、レース序盤から他を寄せ付けない泳力を披露。その後も独泳状態となり堂々の優勝を果たした。その勢いは止まらず、2日目の女子200m背泳ぎでも1度もトップを譲らず1位でフィニッシュ。昨年に引き続き、2年連続2冠を達成した。「日本選手権では58秒台、59秒台を目標に」と語る白井のさらなる快進撃に期待がかかる。
また、女子800m自由形タイム決勝に出場した平田(営1=日本女子大付二階堂)は、スタートとともに横一線に並び、必死に食らいつく泳ぎを見せ2位入賞という好成績を残した。レース後、「課題が見つかった」と語ったルーキー平田から今後も目が離せない。
2日目の女子400m自由形決勝に出場したのは永島(営2=埼玉栄)。予選でも好タイムを出し、決勝でも快調な泳ぎを見せた。前半でいいスタートを切り、トップを猛追する。「前半から積極的に」と語った永島は3位入賞を果たし表彰台へ。来月のジャパンオープンに向けて「今日の感覚を忘れずに調整したい」と確かな手応えを感じた。
続いて女子100m自由形決勝のレースに姿を見せたのは酒井(法1=武南)。予選を1位で通過すると、決勝でも躍動した。序盤から頭一つ抜け出し、昨年の日本選手権に続いて優勝を飾った。「合格ラインはクリアできた」と笑顔で応えた酒井。東京五輪代表選考会である日本選手権に目を向け、「やらなければならないことはたくさんある」と決意を新たにした。
最終日の女子200m平泳ぎ決勝には今井(法2=豊川)が出場した。この決勝のレースには、東洋大OGである青木(H28年度営卒=ミズノ)といった実力者が名を連ねた。今井は前半を好タイムで折り返したが、後半でタイムを伸ばしきれず5位に終わった。「収穫のあるレースができた」と語る今井にとって今後につながるレースになったに違いない。
今大会では多くの選手が決勝の舞台を経験した。日本選手権の前哨戦で結果を残せたことは大きな自信となるだろう。来月のジャパンオープン、そして日本選手権に向けて東洋大水泳部は動き出す。
◼︎コメント
ー1日目ー
・阪本(国3=三重)
(今日のレースを振り返って)予選が朝一で動きが悪かったので決勝は動きを意識してタイムを上げること考えて泳いだ。年末に泳ぎ込みができなかったのでそれがきつい点だった。(この大会までにどこを強化したか)スイムというよりは陸トレを意識してスイムに繋がるように強化した。(今年の目標は)今年はオリンピックが開催されるので狙っていきたい。(明日のレースに向けて)明日は自由形なので普段泳がない新鮮な気持ちでレースをしたい。
・白井(国3=宝塚東)
(レース振り返って)59秒台を目標にしていたので、それには全然到達せず、悔しい結果になってしまった。とりあえず予選が悪すぎたので、決勝前のウォーミングアップで立て直して、0秒前半で泳げたので、立て直しはよくできたかなと思う。(どういう部分の修正、成長が必要か)年末年始に泳ぎ込みができているので、その分スピードが落ちてしまっているのかなと思うが、どういう状況でもスピードを意識して、前半から積極的にいけるレースをしていきたいと思う。(日本選手権など今後に向けて)日本選手権では、この種目に出場するか分からないが、出場するならば59秒台を目指して、なんなら58秒台を目標に頑張っていきたいと思う。
・平田(営1=日本女子大付二階堂)
(今日のレースを振り返って)余力を残したまま泳ぎきってしまい、課題が見つかるレースとなった。(どんなイメージ、意識で泳いだか)6レーンの中島さんのペースについていきつつ、自分のペースを乱すことなくラスト100mで一気に上げていくイメージで泳いだ。(明日のレースに向けて)明日は400の個人メドレーと自由形で朝からなので、予選から積極的なレースをしていきたい。
ー2日目ー
・白井
(タイムも含めてどうだったか)タイムも含めて、泳ぎの感覚も全然よくないなっていう結果になってしまった。(今後に向けての修正点、課題は)もう2週間もしないうちにジャパンオープンがあって、そこでも200m背泳ぎに出場するが、急いで修正をしていかなければならないと思った。
・永島(営2=埼玉栄)
(今日のレースを振り返って)最近のレースの中で泳ぎの感覚も良くて、一番しっくりきたレースだった。ベストタイムにはまだまだ遠いが、あまりうまく泳げていなかった400だったので次に繋がるレースになったと思う。(どんなレース展開をイメージしたか)前半から積極的にいくことと、足を使いすぎないようにすることを意識した。後半はタイムを落とさないように踏ん張ることだけを考えて泳いだ。(昨日の疲労はあったか)予選は少し体が重くて疲労を感じたが、決勝はうまく体を動かすことができた。(表彰台にあがって)個人種目でメダルを獲得できる機会があまりないので、すごくうれしく思う。(次のレースに向けて)明日は50Frで得意とする距離ではないが、A決勝にいけるように頑張りたいと思う。次の大会はジャパンオープンになるので、今日の感覚を忘れずに調整していきたい。
・酒井(法1=武南)
(タイムに関して)自己ベストと同じくらいで泳げたし、選手権よりもしっかりタイムを上げられたので、合格ラインはクリアできたと思う。(フリーリレーの派遣標準に迫る感じだったが今大会振り返って)勝ち癖をつけるのは大切だと思うので、このすごいメンバーの中で勝つことができて、すごいうれしい。(池江選手とは)特に話したわけではないが、久しぶりに一瞬に泳げていい勝負もできたし、これからもっともっと頑張っていきたいなって思う。(4月、五輪に向けて)このタイムではなかなかリレーの標準とか個人の標準もまだまだなので、もっともっとやらなくちゃならないことはたくさんあるかなと思う。
ー3日目ー
・今井(法2=豊川)
(今日のレースを振り返って)最低限のことはできたと思うのと、この時期は良くない結果が多いので例年に比べては成長できた気がする。(レース前はどんなことを考えていたか)今できることをしっかりやる。(レース中に意識していたことは)200の中で50を4回いいペースで泳ぐことを心がけた。少し最後がバテてしまったが、他のラップはまとめられたと思う。(タイムは目標に届いたか)1秒ほど遅れたが、収穫のあるレースができたと思うので、次に繋げたい。(今後の意気込み)まずは近々のジャパンオープンに向けて、うまく調整する。
TEXT=浅野琴美