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空手道

27回関東学生空手道体重別選手権大会

 

11月3日(木)BumB東京スポーツ会館

 

 

[上位入賞者]

女子68㌔超

古怒田 第3位

 

 

男子60

成海 ベスト8

 

男子84㌔超

東出 準優勝

粟野 ベスト8



準優勝の東出


自信と課題を得た成海


古怒田は今回の反省を生かし団体戦に挑む



 27回関東学生空手道体重別選手権大会が行われ、東洋大からは男子14人、女子5人が出場した。男女あわせてベスト8が2人と第3位、準優勝は去年以上の結果で、全国に向けて期待が持てる結果となった。

 

 84㌔超級決勝戦はこの日の最終試合。緊張感が漂い、多くの注目が集まっていた。東出(法3=青森北)は注目されることが好きで、この試合が最終試合になると知り、「燃えていた」と言う。周りの声援を力に変えて積極的に試合を進めていく。先制されるも、すぐにポイントを取り返した。しかし、後半になってから相手に2ポイントを許してしまい、ここで勝負あり。優勝とはならなかったが、試合後に「負けて悔しいですが、楽しかった」と振り返り、とても満足気であった。今後の課題としてはスタミナ不足をあげた。3分間の試合になると「1分30秒を過ぎたあたりで足が動かなくなってしまう」という言葉通り、試合の後半で積極的な試合ができていなかった場面もあった。見つけた課題を今後克服し、更に成長していく。

 

 60㎏級の成海(法2=仙台城南)は、自信と課題を得た試合となった。2回戦で当たったのは去年の準優勝者。「不安だった」と言うが、「今までやってきたことを信じて」試合に臨むと開始10秒でポイントを得る。最後はこれを守りきって勝利し、「よっしゃ」と喜びの声が出た。順調に勝ち進んでいくも、4回戦は「自分の知識や経験不足で1点も取ることができなかった」と反省点を口にした。今度は武道館でその悔しさを晴らす。

 

一方女子は古怒田(法1=御殿場西)が優勝を狙っていたが、惜しくも3位に留まった。出場した68kg超級は3名の出場で総当たり戦。初戦はポイントを全く取れず1敗したが、2試合目は開始20秒、上段突きで先制点を奪った。それからも立て続けに技を決め勝利を収める。1勝1敗となるもポイントの差で3位。目標には届かなかったが「自分の足りないところがよくわかった試合だった」と振り返り、収穫を得た。2週間後には団体戦が控える。1年生ながら団体戦では大将を担ってきた古怒田は、今試合で得た課題を生かしチーム一丸となって戦っていく。

 

 去年以上の好成績を残した今大会。2週間後に団体戦が控えている。全員が今回得た課題を生かし男女共に団体戦でも昨年越えの結果を狙う。


 

・コメント

・東出(法3=青森北)

今日の調子は良かった。楽しんで試合ができたと思うが、1分30秒を過ぎると足が動かなくなってしまうので、スタミナ不足は今後の改善点。1番印象に残った試合は東洋大対決。上級生として負けられないプライドがあった。注目されるところが好きなので、決勝戦は緊張というより燃えていた。全体の最後の試合だったので、「なにかしなきゃいけないな」という気持ちになった。試合中に振り返って会場が盛り上がっていると「してやったな」という気持ちになった。インカレに向けては、3・4回戦で去年負けたところにあたる。例年に比べて成績がいいので、いいところまでいけると思う。

 

・粟野(法2=埼玉栄)

今日の調子は良かった。個人戦なので、楽しんでやろうと思った。同じ体重の人と戦うので貴重な機会。下がり気味になってしまったので、そこは反省点。1回戦は緊張していたが、(東洋大対決は)先輩にぶつかる気持ちでいった。(東出さんに声をかけていたのは)勝ってほしいと思って声を出していた。今後は前をよく見ることが課題。インカレは、メンバーに選ばれるようにやっていきたい。

 

・成海(法2=仙台城南)

2回戦目の相手が、去年準優勝をしていた帝京大の選手で不安だったが、今までやってきたことを信じて自分に自信を持ってやったら勝てた。そこから順調に勝ち進んだが、ベスト8でナショナルチームの4年生に、自分の経験や知識不足で負けてしまった。もう一回勝てればメダルに手が届いてたから、この経験を生かして頑張りたい。今回は減量して試合に臨んだが、来年の体重別でも同じ階級に出れるように維持をしていきたい。反省点は準々決勝で1点も取れなかったこと。相手に対する勉強不足だった。次に当たったときは必ず勝てるようにしたい。今回は準々決勝まで進むことができて、技の決め方や見せ方によるポイントを取ることができて良かった。インカレはが泣いても笑っても(今季)最後の試合だからいい成績で締めたい。


・古怒田(法1=御殿場西)

出場人数が少なかったのでもちろん優勝は狙っていたが、今回はそれを達成できなかった。自分の足りないところがよくわかった試合だったので、これからに生かしていきたい。そう思う反面、自分の精神的な弱さとかも身に染みてわかったのでこれからの糧になると思う。調子はそこまでよくはなかったが、コンディションがどうであれ出る以上みんなフェアだと思う。その中でどう上げていくかというところが課題だと思う。(団体戦へチームは)それぞれいい状態でいけているので、問題はなくいけると思う。(団体戦に向けて)今回の反省を生かして実力を全部出せれば必ず結果はついてくると思うので、チーム一丸となって頑張りたい。


TEXT=伊藤梨妃、福山知晃  PHOTO=中村緋那子、伊藤梨妃、福山知晃

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